2018年11月07日

自分を置く場所をかえてみる

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最近、行き詰っていることが1つ。仕事は楽しくて仕方ないのですが、二足のワラジのあと片方である社会人大学院の修士論文に苦戦しています。

教授の指導のもと、新しい発見を探したり、それを論理的に説明する方法を考えたり。ゼミに出るたび、何か出すたびに問題(というか課題というか)が見つかるので、「これ、完成するのかな」と、遠い目になってしまうことも。

そんなわけで、論文と向き合う時は常に暗いトンネルの中で1人壁をひっかいているような気持ちだったのですが、あるとき、パッと光がさす出来事がありました。

それは、取材先の方々にインタビュー原稿の事実確認をお願いしたときのこと。暗闇暮らしが長すぎて「ああ、これで大丈夫だろうか」「(とにかく年号がたくさんでてくるので)間違いとかたくさんあったらどうしよう」と、ネガティブなことばかり考えて心配しながら原稿をお送りしたのですが、返ってきたのは思いがけない反応。

「わぁ、面白いね。他の人のも読みたくなった」
「自分のやってきたことを、こんな風に文章にまとめてもらえて感動したよ」
「間違ってるところはありません! すごくクリアー」

といったお声をいただいたのです。もちろん、へこたれがちな私を見かねた皆さんの優しさによるところが大きいですが、それでも、そんな一言一言が、嬉しく、とてつもなく大きな励みになりました。

そのとき思ったのですが、「うわー、ダメだー」となったら、たまに、場所をかえてみるというのもアリなのかなと。今回、同じ原稿でも

ゼミ → 完成度を高めるためにいろいろと詰められる(前向きな議論とはいえ、足りない点を突きつけられ続ける)

取材先 → (論文という視点ではなく)文章として読んでもらえ、前向きな感想が返ってくる

のように、まったく違う反応が得られることを体感したからです。

たとえば、「文章を書くのが得意な人たち」の中では書くのが苦手な方にはいってしまうとしても、ひとたび、そこを出て、別の分野が得意な人たちの中に入ってみたら、「えー、そんなに書けるんだ。すごいね」となる、みたいな。

レベルを下げるとか、そういう上下のことではなくて、ちょっと横移動するイメージ。いまいる「輪」から出て、隣の「輪」にお邪魔してみると、新鮮な反応が得られるというか。

そうやって、少し自分の状況を俯瞰したり、違うアングルからのフィードバックをもらえたりすることが力になって、また前に進もうと思える。そんなことって、ある気がします。

この先、年明けまで論文との格闘(もはや死闘に近い……)は続きますが、くじけそうな時は今回いただいた嬉しい言葉の数々を支えにするつもりです。

苦しいな、アップアップしているなと思ったら、たまの横移動。で、ちょっとして戻ってみる。結構おすすめの方法です。


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posted by Style at 13:11| コミュニケーション、考え方

2018年11月03日

あの日、あの時、について思うこと。

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先日は、めずらしく夕食付のミーティングへ。クライアントさんが、私の大好物すき焼きを選んでくれました。ふわふわ(砂糖が綿菓子状で出てくる)すぎる、驚きのプレゼンテーション。

ふわふわの撮影でひとしきり盛り上がった後は、クライアントさんの活動の振り返りや今後の展開についていろいろとお話を。

当時は辛いと思ったけど、あれがあったから今の仕事に出合えた。
あの時、思い切ってチャレンジしたことが、長年夢見ていた仕事へとつながった。

など、予想もしない展開ってありますね、ということをたくさんお話しました。もちろん、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍されている方だからこそ、選んできた道を正解と呼べるという部分はあるかもしれませんが、規模は違っても、私にも「まさか、あの時のあれが(こんな良いことにつながるなんて)!」という経験はいくつもあります。

今って、とにかくみんな忙しくて、できるだけ効率的に情報を処理して正解を選ばないと取り残されたり失敗したりしそう……という焦りにからめとられそうになる時がある気がします。それこそ、熱っせられて、ワーッとかき回されて棒に巻き付けられる綿菓子みたいに。

でも、たぶん、人生はそんなにパキパキッときれいに割り切れるものじゃなくて、予期せぬ出来事が後から「あれ、意外と良かったなー」「まさかの、こっちが正解だったかも!」となることもあるんだと思います。あれ、ふわふわにはならなかったけど、これはこれで棒キャンディーみたいで美味しいなとか。砂糖切らしてて買いに行かないといけなくなったけど、ちょうど特売でラッキーだったなとか。なんか、そんな風なこと。

だから、いま目の前で起きていることが、自分が思う「完成形」でなくても、焦らずに次の展開を待ってみるというのもアリなんだと思います。

私自身、そんな風に言いながら(書きながら)、すぐに自分を責めたり駆り立てたりして走り出してしまうタイプですが、年齢とともに、待つこと、見守ること、動きをとめることの意味を感じるようになりました。

うわー、どうしよう。なんか、つまらない。

そんな風に思っても、すぐに失敗だ停滞だと決めつけない。未来の自分に期待して、少し長い目で状況を見守ってみる。そんなアプローチもあってもいいのかなと思った夜でした。


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2018年10月18日

誰をみるか、何を気にするか。

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今年は、ありがたいことに講演の機会をいただくことが特に多く、全国各地でさまざまなテーマでお話をさせていただいています。どれだけ経験が増えても、毎回緊張しますし、終わったあとは一人反省会を(時には延々と!)開いて考え込むことも。

でも、先日、参加者として足を運んだセミナーで「たしかに!」と気持ちが軽くなるヒントをいただきました。講師はさまざまなメディアで引っ張りだこのタレントさん。ご本人いわく「下積み時代が長く、番組に出してもらえるようになったばっかりの頃も、視聴者からのクレームで心が折れそうになったことが何度もあった」のだそう。嬉しい感想より、ネガティブなコメントやメールにばかり目がいってしまい、悩んだ日も多かったといいます。

その悩みから脱出できたキッカケは、お世話になっている方からかけられた言葉だったそう。

「どんな人気者でも、万人から好かれることはない。自分らしさを押し殺して全員に好かれようと無理をするより、あなたに好感をもってくれる人を大切にしなさい。もっともっと好きになってもらえるように頑張ってごらん」

その言葉を胸に、ファンに向けて発信することをより大切にするようになってからは、不用意に迷ったり自信をなくしたりすることもなくなり、次々と出演番組が増えていったそうです。

その方と私ではスケールがまったく違いますが、それでも、自分の個性は何か、それを好きになってくれる人は誰か、その人たちのためにできる努力は何か……そんなことを、丁寧に誠実に考え続けていきたいと思えたひとときでした。

あなたの「ファン」は、どんな人ですか?


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