2019年06月06日

講演の時、思っていること

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今月は、全国各地で社員研修やセミナー、記念講演などをさせていただいています。めずらしい予定としては、大学での研究発表もあります。

初対面の(そして、大勢の)方の前でお話をする機会が増えるにつけ、相反する2つのことを感じる機会が増えています。

緊張とリラックス、どちらも大事。
精一杯伝える努力、と、1時間やそこらで誰かを変えようなんて思ってはいけないという気持ち。

たとえば、そんなこと。どちらに転びすぎてもよくなくて、同じ熱量とコンディションで臨んでも、会場の反応はまちまちで、場数を踏んでも「これだ!」という正解は見つからないままですが、だからこそ、もっと挑戦したいと思える。そんな毎日です。

「どうだったかなぁ」

どんなテーマで、どこでお話しても、やっぱり反応は気になります。一期一会になる方がほとんどで、関係をつくっていく時間がないことが多いからこそ、余計にそう思うのかもしれません。

そんなとき、参加者の方からの1通のメールが、一言の感想が、一瞬の表情が、大きな力になることがあります。

「ああ、淡々と聞いてくださっているように見えたけれど、こんな風な思いをお持ちだったんだなぁ」「そこまで感じてくださって、本当にうれしい」「あ、最初はうつむいていた方が、今は顔をあげて熱心にメモをとってくださってる」

と感じられることが、気づけることが、本当にありがたいです。

ほめられたいとか、良い評価(もちろん嬉しいですが!)がほしいとかとは、また少し違って……。ボールをなげて、それが返ってきたと感じられることが大きな喜び、という感覚。

いたらない点を自覚しつつ、でも、あきらめず、前に進み、伝え続けたい。そう思えるのは、そんな喜びと出合えるからです。先日も、思いがけない方から、思いがけないご感想をいただいて、とても勇気づけられました。

伝えることに、より一層しっかりと向き合っていきたい。そう、思いをあらたにしました。講演ラッシュの今月は、特に大事なマイテーマとして取り組んでいきたいと思います。


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posted by Style at 11:11| 仕事の実績